(続)志望動機

M社のことを強く意識したのは、1年ほど前に見たある広告でした。
その広告には、

「よい仕事とは何か」

という一文が載っていました。よい仕事とは何か。普段は新聞は読み終わったら捨ててしまいますが、その広告だけはなぜか捨てずに取っておきました。その後、M社の方とお会いする機会があったときにこの話を出したところ、その方は次のことをおっしゃいました。

1.その会社を退職した人達は、退職後も毎日のように通いたくなるほどその会社が好きだという
2.自分の人生の一部を費やした仕事が社会の中で何か役に立っているという実感が得られる

自分が勤めている会社が大好きで、自分の仕事の成果が社会から見えてくるということに、これまで自分で抱いていた会社や仕事へのイメージが一新されたのです。今の仕事に対してそれなりの満足感もありますし、それなりの実績を残してきたという自負もありますが、「よい仕事とは何か」という問いかけとこの二つの話を聞いて、前向きに興味を持ちました。

商社の仕事は詳しくありませんが、その本質として「社会的使命」があると思います。必要であれば新しい産業を生み出すことも商社の使命なのだろうと思います。そうした目線に立って、自分の可能性に挑戦したいと思ったわけです。


大手商社への転職活動日記トップへ

(続)志望動機

最後の1年半は、システム構築のプロジェクトマネジャを担当しました。自分が得意な技術だけでなく、知らない技術も含む点が今までとの違いで、特に自分の知らない技術を担当するメンバとのコミュニケーションなしでは成り立ちません。プロジェクトマネジャの役割は、メンバの能力を最大化することです。そのためには、時には前面に立ってメンバの失敗をカバーしたりなど、メンバのメンタルケアも必要です。多くのメンバ間の調整を行い、顧客との調整を行い、プロジェクトを成功に導くには広い視野を意識すると共に、自分自身でも高いモチベーションを維持する必要があります。多くのメンバを一つの方向に導いていく大変さを実感すると共に、努力する姿勢を見せれば必ず付いて来てくれるという自信を得ることができました。

このように、所属する会社で様々な体験を積んできており、自分のこれまでの仕事にはそれなりの満足感を得ています。

さて、今回採用試験を受験することを志したのは、以下の理由があります。

(続)


大手商社への転職活動日記トップへ

(続)志望動機

さて、Windows OSのサポート業務を3年間やりましたが、そのときに人に接する仕事が自分にあっているのかもしれないという実感が初めて湧いた大切な時期でもありました。また、製品評価の時は悪く言えば仕事の成果は自己満足の世界でしたが、顧客向けの仕事をすることで、顧客の要望は一つではなく多種多様であることを初めて理解しました。顧客目線を意識するという意味でよい経験ができました。

その後、3年間はシステムの提案・構築がミッションになりました。これは、まだシステム化されていない部分を分析し、提案し、システムとして仕上げる作業であり、サポートで培った技術をベースに顧客のニーズをシステム化するという、大学時代に経験した「少しの工夫で大きな効果が得られる」ということの実践でもありました。

同じソフトウェアの組み合わせであっても、構築されるシステムは一様ではありません。顧客が違えば異なるニーズがあり、それをどう実現するかが最大のポイントでした。システム構築という仕事は、サポートとは対極に位置しています。サポート業務は、マイナスからのスタートで如何にゼロに戻すかという
点が求められるのに対し、構築業務はゼロからのスタートで如何に大きなプラスを作るかという点が求められるのです。

また、構築業務は、サポートと違いスポット対応ではなく、ある程度長期で顧客と向き合いながら仕事を進めるので、顧客と良好な関係を築くことが大切でした。やらされ仕事ではなく、お互いパートナーとして知恵を出し合い、限られた条件で如何にベストなシステムに仕上げていくかが厳しいと同時に工夫のしどころでした。

(続)


大手商社への転職活動日記トップへ

(続)志望動機

さて、配属されたのは、当時世界最速を誇ったサーバの主管部署でした。ここでの仕事は米国本社でリリースされた機能を日本でリリースするための評価・リリース判定でした。サーバと向き合い、評価を行い、結果を判定するというもので、大学でやっていた研究とよく似た仕事でした。

この仕事は1年強続きましたが、その後そのサーバ上で動くWindows OSのサポート業務を担当しました。勤めていたIT企業で構築したシステムのうち、Windows OSで動作するシステム全体のサポートを受けるコールセンター業務でした。

この仕事は、製品評価とは違い顧客相手のものでしたが、一番の違いは「技術的に正しいかどうか」ではなく、「現実的に解決する手段が求められる」ことでした。つまりはトラブルの原因ではなく復旧が最優先で求められたわけです。時に理不尽な要求もありましたが、これまでの仕事で目指してきた考え方(つまり技術的に正しいかどうか)とは違い、顧客が求めることを実現するにはどうすればよいかを考えなくてはならず、慣れるまでは相当苦労しましたが、トラブルを解決したときの満足感は製品評価のときとはまた別のものがありました。人に対して仕事をするのは意外と自分にあっているかもしれないと気づいたのもこのときでした。

(続)


大手商社への転職活動日記トップへ

さて、部門責任者が下した私の人物像ですが、うれしいことに、M社の経営理念の根幹を成す「謙虚であること」にまさに合致しており、採用試験を受ける価値があるとの判断でした。

うれしいことでした。今後、採用試験に挑戦することに決まりました。

さて、このシリーズの最初の記事で、お会いした部門担当者が知りたかったこととして、

1.人材
2.志望動機

の二つを挙げましたが、2について話しましょう。

2.志望動機

私は現在、某大手IT企業に勤めていますが、大学院2年生の頃の就職活動の際は、正直商社にはまったく興味がないどころか、技術を伴わない会社の価値なんてチンケなものだという理系一般の発想を持っていました。

IT企業を志した理由は、大学院在籍当時に研究に使用していた測定装置のプログラム改良に携わったことが発端でした。

当初、測定には1週間近くの時間がかかっており、月曜日に測定開始して土曜日に終了、日曜日にデータ整理という休みが取れない悪循環に陥っていました。プログラム改良の目的は、データの精度を落とさずに、如何に測定期間を短くするかということでした。実際、苦労の甲斐あって、今まで土曜日までかかっていた測定が、木曜日の夜に終了できるまでになりました。

ハードウェアの改良と違い、ソフトウェアは少しのアイディアがあれば自分の努力次第で即座に改善することができる点に魅力を感じ、ITへの興味が湧きました。

当時、IT業界は、ホストコンピュータからWindowsやLinuxなどのオープンソフトウェアへの変遷の時代でした。そのときに目に留まったのは、オープンシステムで世界最速のパフォーマンスを計測したあるサーバのことでした。この会社に入って是非このサーバを扱う仕事をしたいと思い、入社を決めました。また、新人研修でアピールしたこともあり、希望通りの仕事に就くことができました。

(続)


大手商社への転職活動日記トップへ

さて、M社で求められる人材像として、

「Fairであること」、「謙虚であること」

というのがあります。

経営理念として、Mission、Vision、Valuesの3つがありますが、MissionとVisionについては他の勝者と比べてもたいした違いはありませんが、大切なものはValues、上に書いたのがValuesの一番目に来る言葉です。求められる人材としては、このValuesに合致した人材が求められるとのこと。だからこそのM社というわけです。

部門責任者の言葉として、印象に残ったのは

「普通に考えて正しいか」

ということを常に意識して仕事をするということでした。例えば、自分が精肉担当者で、産地を偽った商品を売っていたとして、自分が消費者となった場合に欲しいかどうか、ということです。

当然、欲しいと思う人はいないわけで、仕事というものは常に消費者の立場に立ってやるべきだということです。当たり前ではありますが、改めて自分の仕事を見直したときに、改善が必要な点が出てくることに気づかされる一言でした。

大手商社への転職活動日記トップへ

さて、3/12にM社の部門責任者(部長、副部長)とお会いしてきました。

どんな話をするのやら、、正直お会いするまではドキドキでしたが、知りたかったことは

1.人材
2.志望動機

の2点で、採用試験に受ける価値のある人材かどうかを判断するのがお二方の目的でした。

1.人材について

商社の仕事は、世の中のニーズからなります。世の中のニーズを察知し、それを実現することが大きな役割です。実際に入社すると社内では多くの部署があります。人材を見ると、財務の専門家、法律の専門家、工学の専門家、サプライチェーンの専門家、ITの専門家・・・・と、様々な専門家が集結している
わけですが、世の中のニーズに応えていくためには、深い知識だけでなく時代のニーズに即応できる能力が求められます。
つまりは、所属部署が変わってもそれなりのパフォーマンスが出せる必要があるわけで、その要望に応えられるかどうかの能力がその人にあるかどうかを判断されます。

また、その人の考え方がM社に合致しているかどうかも大切です。大手商社といっても、一社ではなく、三菱商事、三井物産、丸紅、伊藤忠、住友商事など何社もありますが、どうしてM社なのかという点です。

「商社の仕事をしたいなら他にもあるよ!」

と言われたときに、M社だからこその理由が求められるわけです。

(続く)


大手商社への転職活動日記トップへ

さて、3月12日にM社の企業幹部の方とお会いすることになったわけですが、実はこれ面接らしい。
ちょっと会うだけと思っていたのですが、そりゃ無駄に時間取らないよなと納得。

話は変わりますが、人は第一印象でその人の8割を判断してしまうとのこと。この前アドバイスされたのが、「歯は大切に」ということでした。綺麗な歯をしていると好印象だとか。これ、欧米企業では一般的なことらしく、少しびっくりでした。

会う前に歯医者で歯をクリーニングするようにということで、週末行くことにしました。


大手商社への転職活動日記トップへ

M社への転職活動中・・・

企業幹部の方に会ったのが1月、2月上旬にその会社の部門担当者(部長)から電話がありました。是非会ってみたいとのこと。嬉しいことです。

とは言え、今回のルートは企業幹部の方からの紹介でしたので、多少の下駄は履かせてもらっているのでしょう。お会いするのは3月になりましたが、紹介していただいた手前の責任感も出てきました。

「いい人がいるんだけど・・・」

ということで、紹介されているわけですから、「大したことない」と思われるのは、紹介していただいた方にも迷惑な話。例え落ちたとしても、ギリギリ落選程度までは進まないとその方の顔が立ちません。

なお、噂で聞いたことですが、一度会ってよさそうだから即採用!ではなく、やはり試験が目白押しのようです。TOEICは、730点以上が最低ラインとのこと。なかなか敷居は高い!


大手商社への転職活動日記トップへ

前回のブログ記事で、

「今の会社が嫌だから転職する」ことは絶対に嫌だということです。

と書きましたが、どうしてM社を受けてみたくなったかというと、理由があります。

1.その会社を退職した人達は、退職後も毎日のように通いたくなるほどその会社が好きだ
2.自分の人生の一部を捧げた仕事が社会の中で何か役に立っているという実感が得られる

自分が勤めている会社が大好きで、自分の仕事の成果が社会から見えてくるということに、これまで自分で抱いていた会社や仕事へのイメージが一新されたのです。

前向きに興味を持ったことで、一度採用担当者と会ってみたいと強く思ったのです。

さて、中途採用されるには、新入社員(未来への投資)という位置づけからは離れ、自分の能力が会社にメリットをもたらすかどうかが重要になります。「熱意があります!」だけではきっと受からないのだろうと思います。

自分がその会社に入ったらどんなメリットを与えることができるのか、自己分析してみようと思います。


大手商社への転職活動日記トップへ

Next Page »